
子宮外妊娠(異所性妊娠)と診断されたとき、
頭の中が真っ白になりました。
命のこと、手術のこと、そしてお金のこと。
「入院っていくらかかるの?」
「仕事はどうなるの?」
不安は次々に押し寄せてきました。
でも『限度額適用認定証』を利用していたことで
”支払いの上限が決まっている”と分かり、
少しだけ心が落ち着いたのを覚えています。
この記事では、
実際にいくらかかったのか。
高額療養費制度でどのくらい負担が変わったのか。
・実際にかかった入院費
・高額療養費制度を利用してどう変わったか
・仕事や収入の不安について
を体験をもとにまとめています。
子宮外妊娠(異所性妊娠)と入院
1.経過
生理の遅れに気づき、
検査をすると陽性であることがわかりました。
次の仕事が休みの機会に受診予定でしたが、
不正出血が気になり
休日診療をしてくださるクリニックを
受診しました。
その際、胎嚢がまだ確認できず、
不正出血は心配なほどではないということで
翌週に胎嚢確認で受診しました。
その時も、胎嚢が確認できず、
不正出血が続き、腹痛があったこともあり
症状から稽留流産の可能性が高いとの
説明を受けました。
40代だった私は、次に妊娠を予定しておらず、
何かあればすぐに受診するという事で、
緊急時の連絡先を教えていただき、
経過観察となりました。
その後、腹痛で来院し、
妊娠の継続と心拍の確認、
子宮外妊娠していることが分かり、
即日入院になりました。
入院費はいくらかかるの?
1.病名・入院内容・支払額
- 病名 異所性妊娠(子宮外妊娠)
- 手術名 腹腔化鏡下異所性妊娠手術(左卵管切除術)
- 入院期間 4泊5日
- 治療費 約10万円
- 内訳 保険分 約9万円(限度額適用認定証を使用し、上限額へ変更した額)
- 自費分 約1万円(食事代・テレビ使用料・診断書の文書代含む)
※我が家の世帯収入の場合は、
限度額が約9万円でした。
高額療養費制度は次の項目で説明しています。
高額療養費制度とは?
1.限度額までの支払いで済みました
制度を利用することで、
病院の窓口の支払いを抑えることができるもの。
- 月ごとに上限がある
- 所得により上限が違う
- 事前申請ができる(限度額適用認定証)
- マイナ保険証を使用すれば、事前申請は不要になる。
- 制度と利用しなかった際は、後から上限額との差額を「払い戻し」可能
2.平均的な所得の区分

※目安年収『約370〜770万円の世帯』が、
80100円+1%の区分になります。
※子育て世代は、この区分の割合が多いようです。
(実際には標準報酬月額で判定されますが、
ここでは目安年収で説明しています。)
標準報酬月額とは、
「実際の月収そのまま」ではなく、
基本給・残業代・通勤手当・各種手当を
含めた総支給ベース
税金や社会保険が引かれる前の金額です。
3.単身世帯・パート勤務に多い区分

※目安年収370万円以下の世帯が57600円の区分です。
(実際には標準報酬月額で判定されますが、ここでは目安年収で説明しています。)
仕事とお金の不安
1.仕事を休む申し訳なさ
入院や手術になると、
仕事を休むことになります。
お休みをする事で、
職場に迷惑をかけてしまう申し訳なさ。
長期の入院や過料の場合は、
今後も「継続雇用してもらえるのか」
心配点があります。
会社員の方は、有給を消化した後も、
「傷病手当金」を使える可能性があります。
休業の際に、利用できる制度
1.傷病手当金
お休みの期間が続く場合は『傷病手当金』の
制度が利用できるかもしれません。
会社の事務の方に確認下さい。
仕事を休んだ日から三日間は待機期間となり、
4日目以降、
怪我や病気で働けなかった分のお給料を
『通算1年6ヶ月』
「標準報酬日額の3分の2相当額』を
支給されます。
医師の診断を受け『健康保険組合』に申請します。
申請から振り込みまでは、およそ1ヶ月前後です。
2.付加給付
健康保険組合が行なっている『付加給付』が
利用できる組合もあります。
入院が決まった際は、
健康保険組合にご確認下さい。
病院で一旦窓口支払いした後に、
健康保険組合の申請をすると
「付加給付」以上のお支払いをした分の
返金を受けることができます。
詳しくは、ご加入の健康保険組合のご確認下さい。
”利用できる制度がある”と知っていることが、
安心に繋がりますね。
まとめ
病気や入院・手術は避けられないことがあります。
でも、『お金の不安』は減らせます。
知っているか、知らないか・
それだけで安心の大きさが変わります。
医療保険に加入されている方は、
入院・手術で、民間保険の請求が
ご自身の加入されている保険会社にご確認下さい。
お金の心配は、“知ること“で減らせます。
利用できる制度を把握して、
もしもの時は、活用しましょう。

