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雨漏りに気づいたとき、まず頭に浮かぶのは「どこに工事を頼もう」ではないでしょうか。
我が家は、今年で築44年になるRC造3階建てです。防水工事をしたのは約10年前、築34年のときです。親族の家を住み継ぎましたが、住み始める前から、屋上からの雨漏りが起きていました。原因は、屋上の排水口に溜まったゴミと、防水の耐用年数切れ。2つが重なっていました。
屋上から入った雨水で、被害は屋上だけでは済まず、3階・2階の壁にはカビが生えていました。
原因の説明を受けて、屋上の防水を張り替え、排水口の詰まりも解消したことで、雨漏りは改善しました。防水工事の費用は、全部で約140万円です。
雨漏りの工事や防水工事は、大きな金額が動く決断です。だからこそ伝えたいのは、「大きな工事を決める前に、相見積もりや調査だけを先にしてほしい」ということです。お金がかかっても、家の状態と原因を知ってから決める方が、後悔の少ない選択ができると考えています。
この記事では、我が家の雨漏りの経緯と、「工事より先に調査」をすすめる理由を、体験をもとにまとめます。
住み始める前から、屋上からの雨漏りが起きていた
約10年前、空き家になっていたこの家に、私たち家族が住むことになりました。そのとき親族から、雨漏りをしていると説明を受けました。
雨漏りしていたころのこの家に住んでいたのは夫で、当時から雨漏りの傾向はあったそうです。私は、工事を終えたあとのこの家に住んでいます。
いつから雨漏りしていたのか、どのくらいの期間そのままだったのかは、今となってはわかりません。
2階・3階は、空き家になっていた期間もありました。人が住んでいない部屋では、雨漏りに気づくのも遅れます。
屋上から入った雨水で、3階・2階の壁にカビが生えていた
屋上から入った雨水は、屋上の真下だけにとどまりませんでした。3階、そして2階の壁にまでカビが生えていました。
雨漏りは、「天井から水が落ちてくる」ときだけが被害ではありません。壁の中を水が伝い、気づいたときには、下の階の壁まで傷んでいることがあります。雨漏りを直さずにいる時間が長いほど、直す場所は増えていきます。
火災保険は使えなかった
雨漏りの修理に火災保険が使えるかどうかは、当時、親族が確認していました。結果は使えなかったと、夫が親から聞いています。
我が家の雨漏りの原因は、あとで説明する「排水口のゴミ」と「防水の耐用年数切れ」でした。どちらも、台風などで急に壊れたものではなく、時間をかけて傷んだものです。
火災保険でリフォーム費用をまかなえる工事・まかなえない工事の違いは、こちらの記事にまとめています。

原因は2つ重なっていた
原因① 屋上の排水口にゴミが溜まっていた
屋上には、雨水を流すための排水口があります。ここにゴミが溜まると、雨水が流れにくくなり、屋上に水が残ります。
我が家では、この排水口にゴミが溜まっていました。
原因② 防水の耐用年数を超えていた
もう一つの原因は、屋上の防水そのものの傷み(経年劣化)でした。防水工事は、一度すれば終わりではなく、年数がたつと効き目が落ちていきます。
我が家の場合、前回の防水工事がいつだったのか、記録がなくわかりませんでした。
原因を教えてくれたのは、専門業者の社長さん
この2つの原因は、防水工事・外壁塗装の専門業者の社長さんから、直接説明を受けてわかったことです。
「排水口にゴミが溜まっていること」と「防水の耐用年数を超えていること」。原因が1つではなく、2つ重なっていました。もし排水口の掃除だけをしていたら、防水の傷みは残ったままだったはずです。反対に、防水だけを直しても、排水口が詰まっていれば、また水が溜まります。
原因が重なっているとき、どちらか一方だけを直しても雨漏りは止まりません。だからこそ、原因をきちんと知ることが大切だと感じました。
我が家は、相見積もりと原因の説明を経て工事を決めた
我が家は、雨漏りと防水の傷みが明らかで、工事をしないと住めない状態でした。そのため、調査だけを別に頼むのではなく、工事を前提に業者を探しました。
それでも、すぐに1社に決めたわけではありません。ハウスメーカーとも相見積もりをしたうえで、防水・外壁塗装の専門業者に、外壁塗装と、屋上・ベランダの防水工事をお願いしました。この業者は、ホームページで雨漏りの検査も行っていると紹介していた会社です。
相見積もりで比べたときの話は、こちらの記事に書いています。

工事は、2016年12月です(当時、築34年)。防水工事の内訳は次のとおりです。
| 工事箇所 | 工法 | 費用(約) |
|---|---|---|
| 屋上 | 塩ビシート機械固定断熱工法 | 885,730円 |
| 傾斜壁(屋上の一部にある斜めの壁) | — | 375,640円 |
| ベランダ | ウレタン密着工法 | 138,760円 |
| 合計 | 1,400,130円 |
※金額は当時の見積書にもとづく。
振り返って一番よかったと思うのは、「何が原因で、何を直すのか」を、工事の前に社長さんから直接聞けたことです。前回の防水工事がいつだったかもわからない家でしたが、原因がわかったことで、納得して工事に進めました。
屋上の防水の張り替えと、排水口の詰まりの解消で、雨漏りは改善した
工事で屋上の防水を張り替え、排水口の詰まりも解消しました。その結果、雨漏りは改善しました。
原因が2つとわかっていたから、2つとも直すことができました。原因を知ってから工事をする意味は、ここにあると感じています。
屋上は、普段は目に入らない場所
我が家の屋上には、通常の階段では上がれません。ベランダから、ハシゴのようなもので上がります。
排水口の掃除や点検は夫の担当で、「そろそろまた上らないと」と話しているところです。私は、屋上に上ったことがありません。
屋上は、ふだん目に入らない場所です。排水口にゴミが溜まっていても、気づかないまま時間がたってしまいます。一方で、ハシゴで上がるような屋上は、慣れていない人や高齢の方が一人で上がるには危ない場所でもあります。
- 一人では上がらない
- 雨の日・風の強い日は上がらない
- 不安があるときは、無理をせず専門の業者に見てもらう
排水口の掃除は、費用をかけずにできる予防です。ただし、安全に上がれることが前提です。
大きな工事の前に、相見積もりと調査を
我が家の経験から伝えたいのは、次の3つです。
- 雨漏りを直さずにいると、被害は屋上だけで済まない(我が家は3階・2階の壁にカビが生えていた)
- 原因は1つとは限らない(我が家は排水口のゴミと防水の寿命が重なっていた)
- だから、大きな工事を決める前に、相見積もりや調査で原因と金額を確かめてほしい(我が家は原因を2つとも直して、雨漏りが改善した)
防水工事だけで約140万円。雨漏りの工事は、家計にとって大きな金額が動く決断です。一度契約して工事が始まると、あとから「別の方法もあった」「原因が違っていた」と気づいても、やり直すのは簡単ではありません。
我が家は、工事が必要なことがはっきりしていたので、工事を前提に相見積もりをし、原因の説明を受けてから工事を決めました。
でも、「どこから漏れているのかわからない」「本当に工事が必要なのか迷っている」という場合は、いきなり工事の契約をするより、まず調査だけを頼んで、家の状態を知ることをおすすめします。お金がかかっても、原因がわかってから、見積もりを比べて決める。その順番が、後悔しない選択につながると考えています。
雨漏りの原因を調べる方法(自分でできる確認や、プロの調査の種類)は、こちらの記事にまとめています。

雨漏りの調査を頼める先を探している方には、雨漏り診断サービス「アメトメ」があります。なお、我が家の工事は2016年で、アメトメは利用していません。サービスの内容は、こちらの記事で紹介しています。

まとめ
- 我が家の雨漏りの原因は、屋上の排水口のゴミと、防水の耐用年数切れの2つだった
- 屋上から入った雨水で、3階・2階の壁にはカビが生えていた
- 火災保険は使えなかったと、夫が親から聞いている
- 相見積もりをし、原因の説明を受けてから、2016年12月に屋上・傾斜壁・ベランダの防水工事(約140万円)をした。排水口の詰まりも解消して、雨漏りは改善した
- 雨漏りの工事は大きな金額が動く決断。いきなり工事ではなく、まず相見積もりや調査で原因を知ってから決めてほしい



