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はじめに
「RC住宅と木造住宅、維持費はどちらが高いの?」住宅を購入・検討するとき、多くの方が気になる疑問です。
私は東京でRC(鉄筋コンクリート)造の中古戸建てを借地で取得し、築34年時(2016年12月)時点でリフォームして現在は築44年になります。実際にかかった修繕・リフォーム費用をもとに、木造住宅の一般的な相場と比較します。
RC住宅と木造住宅の構造・耐久性の違い
| 項目 | RC住宅 | 木造住宅 |
|---|---|---|
| 構造 | 鉄筋コンクリート | 木材 |
| 法定耐用年数 | 47年 | 22年 |
| 耐震性 | 高い | 工法・築年数による |
| 断熱性 | やや低め | 木材の断熱性を活かせる |
| 修繕の特徴 | 大規模修繕・1回の費用が高め | こまめな修繕・1回の費用は低め |
維持費としてかかる主な5項目
- 外壁のメンテナンス(塗装・防水など)
- 屋根・屋上の防水
- 設備の交換(給排水管・電気系統・水回りなど)
- 内装リフォーム(床・壁・天井)
- 外構・その他修繕
【体験談】我が家のRC住宅でかかった実際の維持費
東京・RC造(通称ラジコン造)3階建て中古戸建て(借地)の実際の費用です。
①築34年時(2016年12月)時点:内装リフォーム費用
- 戸建ての3階部分のみを、リフォーム
- 間取りを変えるスケルトンフルリフォーム
- 水回りのキッチン・浴室・洗面台・トイレを交換
- IHコンロ・グリルをグレードアップ(+20万円)
- 窓を交換→交換できない部分は「二重窓」へ
- 玄関のドアを交換
- 内装リフォーム総額:約1,000万円
- RC中古戸建て全体のリフォーム総額:約1,365万円
②築34年時(2016年12月)時点:外壁塗装・外装工事費用
- 当時、雨漏りあり
- 外壁塗装専門業者の施工
- 内装工事を施工したハウスメーカーとの相見積もりで135万円削減
- 外壁塗装・外装工事総額:約365万円
- うち足場代:約46万円
- ハウスメーカーの当初見積もりは約500万円→相見積もりで削減
③10年間の主な修繕費まとめ
- 外壁洗浄 15〜35万円(足場代にもよる)
- 外壁塗装 100〜200万円
- 屋上防水 80〜150万円
- 足場代 前回は46万円
- 設備交換 機械が故障した場合に発生
- 定期点検 ハウスメーカーの10年ごとの点検
10年間の実際の修繕費用・劣化状況の詳細はリフォーム後10年のリアルにまとめています。
【一般相場】木造住宅の維持費の目安
一般的な木造住宅(30坪前後)の相場です。(※一般的な市場データをもとにした目安です)
外壁塗装(10〜15年に一度)
- サイディング外壁の塗り替え:60〜100万円
- モルタル外壁の塗り替え:80〜130万円
屋根のメンテナンス(10〜20年に一度)
- 屋根塗装:30〜60万円
- 屋根の葺き替え:100〜200万円
大規模リフォーム(築20〜30年)
- 水回り・内装込みの大規模リフォーム:500〜1,000万円
RC住宅 vs 木造住宅:維持費の比較表
| 項目 | RC住宅(我が家の実例) | 木造住宅(一般相場) |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 約365万円(3階建て・足場含む) | 約60〜130万円 |
| 屋上・屋根防水 | 外壁工事に含む | 約30〜200万円 |
| 内装リフォーム | 約1,000万円(築34年時(2016年12月)) | 約500〜1,000万円 |
| 修繕の周期 | 10〜15年ごとに大規模修繕 | 10年ごとにこまめな修繕 |
RC住宅と木造住宅を比較すると、内装リフォームの費用差は出にくい一方で、外壁塗装では数倍の大きな差が発生します。塗装面積と下処理の手間が影響しているため、RC住宅に住み続けるには「修繕費」が高額でかかり続ける点を意識することが大切です。その分、修繕の周期を長く取れるケースもあるため、結果的にはお得になることも考えられます。
RC住宅の維持費が高くても選んだ理由
我が家は都内の借地の戸建てに住んでいます。維持費は高めになりますが、丈夫で資産価値を維持でき、長く住むことが可能なRC(鉄筋コンクリート)住宅は、長期目線で考えると費用対効果が高いです。特に借地の場合は、長く建物を持たせることができる住居を引き継いだことに大きな安心感があります。
我が家の場合は借地×RC中古戸建てで住宅費を3分の1に削減できました。維持費は確かにかかりますが、トータルのコストパフォーマンスは高いと感じています。子育て世帯に中古住宅をすすめる理由もあわせてご覧ください。
📅 最終更新日:2026年5月8日|施工年(2016年12月/築34年時)と現在(築44年・約9年経過)の表記を正確化しました。
📚 我が家の1000万円リフォーム実例を全公開
RC住宅は維持費だけでなくリフォーム費用も気になるところ。築34年時(2016年12月)・中古RC造18.2坪を1,000万円(坪単価55万円)でフルリフォームした全内訳を、見積書レベルの詳細でピラー記事にまとめています。相見積もりで135万円節約した方法も公開中です。
まとめ:RC住宅と木造住宅、維持費はどちらが高い?
- RC住宅:1回の修繕費は高いが、耐久性が高く長く住める
- 木造住宅:1回の費用は低めだが、修繕の頻度が高い
- 「どちらが得か」は住む期間・物件価格・借地かどうかなどトータルで判断することが大切
住宅は人生で何度も購入するものではありません。RC住宅は取得時や修繕費は高額になりますが、メンテナンスを定期的に行うことで長く住むことができます。老後まで、子どものために、孫のために、資産を残す・受け継いでいく観点からもRC住宅をお勧めします。築44年の家にあと何年住める?という疑問もぜひご覧ください。
金額の大きな工事になりますので、必ず複数社の相見積もりをお勧めします。
よくある質問
RC住宅と木造住宅、維持費はどちらが高いですか?
RC住宅は外壁塗装や防水工事の単価が高くなる傾向がありますが、メンテナンス頻度が少なく済むケースもあります。長期トータルでは大きな差が出にくいですが、一回の工事費用はRC住宅の方が高額になりやすいです。
RC住宅の外壁塗装は木造より高いですか?
一般的にRC住宅は外壁面積が大きく、下地処理(クラック補修など)も必要なため、木造住宅より高くなる傾向があります。3階建てRC住宅では足場代も高額になります。
木造住宅とRC住宅、どちらが長持ちしますか?
適切なメンテナンスを行えば、木造で50年以上、RC造で60年以上持つと言われています。RC造は構造体の耐久性が高いですが、防水メンテナンスを怠ると鉄筋の錆びにつながるため注意が必要です。


